ニュージーランドでペットを迎える3つの方法

ニュージーランドへ移住してからペットを迎える方法は、主に次の3つです。
- ペットショップから購入する
- ブリーダーから購入する
- SPCA(動物虐待防止協会)や保護団体から譲り受ける
日本から犬や猫を連れていく場合は、輸送費や検疫費用に加えて、数か月にわたる準備が必要です。そのため、ニュージーランドへの移住後にペットを迎えることも選択肢になります。
ただし、迎えられる動物の種類や費用、必要な手続きは、購入先や地域によって異なります。
見た目や価格だけで決めず、飼育環境や健康状態、販売者の信頼性を確認したうえで、家族の暮らしに合うペットを選ぶことが大切です。
日本から犬や猫を連れていく方法についてはこちらの記事で解説しています。
日本からニュージーランドへ犬を連れていく方法|必要書類・費用・検疫を解説
日本からニュージーランドへ猫を連れていく方法|必要書類・費用・検疫を解説
ペットの迎え方を比較
購入先によって、迎えられる動物や費用、確認できる情報が異なります。
犬や猫を迎える場合は、価格だけでなく、健康状態や飼育環境、性格について十分な説明を受けられるかも確認しましょう。
| 迎え方 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ペットショップ | 店舗で実際に動物を見ながら相談できるが、動物が販売されていない店舗も多い | 魚や小動物、必要な用品もまとめて確認したい人 |
| ブリーダー | 犬種や猫種、親の性格や健康状態を確認しやすい | 希望する種類や性格が決まっている人 |
| SPCA・保護団体 | 新しい飼い主を必要としている動物を迎えられる | 年齢や品種にこだわらず相性を重視したい人 |
ニュージーランドでは、犬や猫をブリーダーまたは保護団体から迎える方法が一般的です。
ペットショップは、フードやケージなどの飼育用品を扱う店舗が中心で、すべての店舗で犬や猫が販売されているわけではありません。
ニュージーランドのペットショップの特徴
ニュージーランドのペットショップは、ペットフードやベッド、ケージ、おもちゃなどの飼育用品を販売する店舗が中心です。
店舗によっては魚や小動物などを扱っていますが、動物を販売していない店舗も多くあります。特に犬や猫を探す場合は、来店前に取り扱い状況を確認しましょう。
ペットショップを利用するメリットは、必要な飼育用品を実際に見ながら選び、スタッフに相談できることです。
購入を検討する場合は、次の点を確認します。
- 動物の年齢と健康状態
- ワクチン接種や健康診断の記録
- マイクロチップの有無
- これまでの飼育環境
- 購入後の相談やサポート
- 返品や治療費に関する条件
気になる動物を見つけても、その場ですぐに決める必要はありません。家族の生活環境や住居のルールを確認し、継続して飼育できるかを考えてから迎えましょう。
ブリーダーから迎える
希望する犬種や猫種が決まっている場合は、ブリーダーから迎える方法があります。
犬はDogs New Zealand(ニュージーランドの犬種登録団体)、猫はNew Zealand Cat Fancy(ニュージーランドの猫種登録団体)などのブリーダー情報から探せます。
ただし、団体への登録だけでブリーダーの飼育環境や対応のすべてが保証されるわけではありません。実際に連絡を取り、納得できるまで確認することが大切です。
ブリーダーを選ぶときの確認項目
- 親犬・親猫の健康状態を確認できる
- 遺伝性疾患の検査について説明がある
- 子犬・子猫が清潔な環境で育てられている
- ワクチンや健康診断の記録を受け取れる
- マイクロチップや登録について説明がある
- 引き渡しを急がせない
- 迎えた後も相談に対応している
写真や価格だけで判断せず、可能であれば飼育場所を訪問し、親犬・親猫や飼育環境を確認しましょう。
人気の犬種や猫種は、出産前から予約を受け付けている場合があります。希望する種類が決まっている場合は、移住後すぐに探すのではなく、住居が決まった段階から情報を集めておくと安心です。
SPCAや保護団体から迎える
犬種や猫種、年齢に強いこだわりがない場合は、SPCA(動物虐待防止協会)や地域の保護団体から迎える方法があります。
保護されているのは成犬・成猫だけではありません。時期によっては、子犬や子猫の里親が募集されていることもあります。
里親になるまでの一般的な流れ
- ウェブサイトで里親募集中の動物を探す
- 申込フォームに家族構成や飼育環境を入力する
- スタッフとの面談や確認を受ける
- 実際に動物と会って相性を確認する
- 譲渡費用を支払い、自宅へ迎える
申し込めば必ず引き取れるわけではありません。住居の広さ、庭やフェンスの状態、留守番の時間、子どもや先住ペットとの相性などを確認したうえで、適した家庭が選ばれます。
譲渡される犬や猫は、健康診断、ワクチン接種、マイクロチップの装着、不妊・去勢手術などが済んでいる場合があります。何が譲渡費用に含まれているかは、団体ごとに確認しましょう。
見た目だけで選ばず、動物の性格や必要な運動量、これまでの生活環境について説明を受け、家族との相性を考えることが大切です。
ニュージーランドでペットを迎える費用
ペットを迎える費用は、動物の種類や品種、年齢、購入先によって異なります。
以下は、犬や猫を迎えるときの一般的な目安です。
| 迎え方 | 費用の目安 |
|---|---|
| SPCA・保護団体から迎える | NZ$150〜500(約13,500〜45,000円) |
| ブリーダーから子犬を迎える | NZ$2,500〜4,500以上(約225,000〜405,000円以上) |
| ブリーダーから子猫を迎える | NZ$1,200〜2,800以上(約108,000〜252,000円以上) |
※1NZドル=約90円で計算しています。
希少な犬種や猫種、人気の高い血統では、表の金額を大きく上回る場合があります。
SPCAや保護団体の譲渡費用には、ワクチン接種、マイクロチップ、不妊・去勢手術などが含まれていることがあります。一方、ブリーダーから迎える場合は、これらの費用が販売価格に含まれているかを事前に確認しましょう。
ペット本体や譲渡の費用以外にも、ベッド、フード、首輪、リード、トイレ用品などをそろえるための初期費用がかかります。
ペットを迎える前に確認すること
気に入った犬や猫が見つかっても、すぐに申し込むのではなく、住居や家族の生活環境を確認しておきましょう。
住居で飼育できるか
賃貸住宅では、ペットを飼うために大家の許可が必要になる場合があります。
ペット可と書かれた物件でも、飼育できる動物の種類や頭数、大きさに条件が設けられていることがあります。Tenancy Agreement(賃貸契約書)の内容を確認し、必要な場合は書面で許可を得ましょう。
賃貸住宅でペットを飼うときのルールは、以下の記事で詳しく解説しています。
ニュージーランドの賃貸住宅でペットは飼える?Pet Bondとペット可物件
家族の生活に合っているか
ペットを迎える前に、次の項目を家族で確認しましょう。
- 毎日の散歩や世話を担当できる
- 留守番の時間が長くなりすぎない
- 庭やフェンスの安全性を確保できる
- 子どもや先住ペットとの相性に問題がない
- フードや動物病院の費用を継続して負担できる
- 旅行や日本への一時帰国中の預け先がある
特に犬は、種類によって必要な運動量や庭の広さが大きく異なります。見た目や人気だけで選ばず、家族の生活スタイルに合う種類を選ぶことが大切です。
犬と猫の登録・マイクロチップ
ペットを迎える際は、自治体への登録やマイクロチップの状況も確認しておきましょう。
犬と猫では必要な手続きが異なります。
犬は自治体への登録が必要
ニュージーランドで犬を飼う場合は、生後3か月になるまでに居住地域のCouncil(地方自治体)へ登録する必要があります。
犬の登録は毎年更新が必要で、登録料は自治体や犬の不妊・去勢手術の有無などによって異なります。
また、ニュージーランドで初めて登録される犬は、一部の牧羊犬などを除き、マイクロチップの装着が必要です。
ブリーダーや保護団体から犬を迎える場合は、次の点を確認しましょう。
- マイクロチップが装着されているか
- 登録手続きを誰が行うのか
- ワクチン接種の記録があるか
- 不妊・去勢手術が済んでいるか
- 引っ越した場合に必要な手続き
猫は全国共通の登録義務がない
猫には、犬のような全国共通の自治体登録制度はありません。
ただし、地域によって猫の飼育頭数や不妊・去勢手術などに関するルールが設けられている場合があります。猫を迎える前に、居住地域のCouncil(地方自治体)の規則を確認しましょう。
全国共通の登録義務がなくても、迷子や災害に備えてマイクロチップを装着し、飼い主の連絡先を登録しておくと安心です。
保護団体やブリーダーから迎える場合は、マイクロチップの有無と、登録情報を新しい飼い主へ変更する方法を確認しておきましょう。
ニュージーランドでペットを迎える方法まとめ
ニュージーランドでペットを迎える方法には、ペットショップ、ブリーダー、SPCA(動物虐待防止協会)や保護団体があります。
希望する犬種や猫種が決まっている場合はブリーダー、年齢や品種にこだわらず相性を重視する場合は、SPCAや保護団体から迎える方法が向いています。
ペットを迎える前に確認したいポイントは、次のとおりです。
- 住居でペットを飼育できるか
- 家族の生活に合う性格や運動量か
- 購入費用や継続的な飼育費を負担できるか
- ワクチンやマイクロチップの記録があるか
- 犬の場合は自治体への登録が必要か
価格や見た目だけで決めず、飼育環境や健康状態について十分な説明を受け、家族との相性を確認してから迎えることが大切です。
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